【長岡新聞】市表彰 149・9団体に贈られる 長年の地域での活躍など評価
長岡市の発展にさまざまな分野で尽力した個人や団体を表彰する長岡市表彰式が3日、アオーレ長岡で行われた。受賞者は、地域での活動のさらなる推進やスポーツでの活躍などへの思いを新たにしていた。
毎年、文化の日(11月3日)に表彰
市表彰は毎年、文化の日の11月3日に合わせて、民生委員や保護司、消防団員、交通安全街頭始動などで長年にわたって地域に尽くした市民や、スポーツの全国大会で活躍した選手らに贈られている。
今年は、長岡市市政功労者顕彰等に関する条例による表彰で4人、長岡市表彰条例による表彰で134人7団体、長岡市地域社会貢献者褒賞規則による表彰で11人2団体の計149人、9団体が選ばれた。
多大な功績をあげたとして、地域に緑化活動を広め緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰を受賞した山本中学校(浦瀬町)や、日常的に市民の防災力向上に寄与したとし防災功労者内閣総理大臣表彰となった中越市民防災安全士会とNPO法人ふるさと未来創造堂などが受賞した。
スポーツ分野では、自転車競技「BMXフリースタイルフラットランド」の国際大会・Xゲームズ千葉で優勝した片桐悠さんや、パラ陸上の短距離選手として活躍する松田奬太郎さんらに贈られた。
磯田市長から表彰
表彰式では磯田達伸市長から表彰状が手渡された。磯田市長は「活躍の分野はさまざまだが、皆さんがリーダーとして率先して活躍しているのは同じ。世界がどうなるのか心配の声もあるが、米百俵の精神と市民協働で明るい長岡が生まれると思っている。皆さんの背中を見て若い人や子どもたちに明るい長岡、日本を創っていくという機運が高まることを願っている」と話した。
雪国の里山の自然を楽しめる雪国植物園(宮本町3)の整備で、都市緑化功労者国土交通大臣表彰を受賞したことで、市表彰を贈られた大原久治園長は「自分が楽しみながらやってきたことで、受賞するとは思ってもいなかった。活動が認められたのはうれしく、これからも地球環境保全のためにやっていきたい」と喜んでいた。
(長岡新聞 2023年11月23日付)