新潟県が、集団感染が発生した施設とその周辺エリアを対象に無料PCR検査事業
新潟県は17日、集団感染が発生した施設とその周辺エリアを対象に、PCR検査キットを用いた無料PCR検査事業を始めると発表した。
対象施設は、集団感染が発生した県内の飲食店、保育園、高齢者施設、医療施設など。あらかじめPCR検査キットを配布して、「施設がある市町村の感染経路不明率が3割を超えており、1週間当たりの新規感染者数が概ね10人を超えている場合」もしくは「複数の同種の施設で患者が発生しており、相互の関係性が明らかでない場合」に、施設およびその周辺エリアを対象に、キットを使った検査を実施し、感染拡大を食い止める。
また、市町村と協議の結果、感染拡大のおそれがあるとして、知事が認めた場合も対象となる。
実施期間は8月末まで。
一方、新型コロナウイルスの感染者数の増加が見られる長岡市、十日町市において飲食店従業員を対象とした臨時のPCR検査所を県と各市で協力して設置し、19日にスタートするが、感染状況や市町村との協議によっては、こうした出張形式の検査所を開設する場合もあるという。