【警報基準を超える】新潟県が県内全域にインフルエンザの警報を発令
新潟県福祉保健部感染症対策・薬務課は11月30日、2023年の第47週(11月20日~11月26日)の感染症発生動向調査において、インフルエンザの定点医療機関1か所当たりの報告数は全県で30.31人となり、国の示す警報基準(定点当たり報告数 30人)を超えたことを受け、新潟県内全域にインフルエンザの警報を発令した。
インフルエンザの警報が発令されるのは、2019年の第2週(2019年1月7日~同年1月13日)以来の発令となる。
季節性インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の基本的な感染対策は同じで、外出後の手洗いやうがいの徹底、発熱や咳などの症状があるときや具合が悪い時は外出を控えてイベントなどへの不参加の徹底、登校・出勤の自粛などを徹底するように県は呼びかけている。
また、やむを得ず、外出が必要な場合はマスクを着用し、人混みを避けることなどを徹底するようにとも呼びかけている。
体調や環境面では、十分な睡眠とバランスのとれた食事で基礎体力を向上させることや、室内の湿度を適切(50~60%)に保つこと。
また、基礎疾患(慢性肺疾患、免疫不全状態、慢性心疾患、糖尿病、腎臓病など)のある人や妊婦は重症化する例があるので、予防には特に注意するようにと注意喚起している。
加えて、もしも感染が疑われるような体調の変化を感じたら、県ホームページを参考に適切な相談・受診を推奨している。
県福祉保健部感染症対策・薬務課は、「これから年末にかけて外出の機会が増えてくる人もいると思うが、体調の悪い時は外出を控えるなどの感染予防対策も考えて頂ければと思う」と年末年始の感染症対策について呼びかけている。
【関連リンク】
【関連記事】
【インフルエンザ】新潟県内すでに例年冬並みの患者数、新発田など「警報」基準の自治体も…「発熱あったら外出控えて」