【長岡新聞】長岡造形大学、新学長予定者に平山育男教授が内定
長岡造形大学は、現学長が2024年3月満了をもって任期満了となる事から、11月22日に第3回学長選考会議を開催し、同大造形学部建築・環境デザイン学科教授の平山育男氏(63)を次期学長予定者に決定した。任期は2024年4月1日から2028年3月31日。
平山氏は博士(工学)、博士(造形)。
建築史、住居史、民家史、近世社寺建築、近代建築技術史を研究。長岡の水道タンク始め、全国の給水施設についての知見は随一。
早稲田大学大学院理工学研究科建設工学を経て、(株)文化財工学研究所研究員も経験。1995年長岡造形大学助教授、2005年教授に就任。
文化財など建造物の保存・修復に詳しく、また弊紙に「世話係日誌」を連載中である。専門分野への分かりやすい解説に愛猫「たまこちゃん」への心温まる記述は多くのファンを呼んでいる。
所属学会・団体は日本建築学会、建築史学会、日本民族建築学会。主な著書、業績には『都市への給水』(バルトン賞受賞)、『如法一町家の研究』(学位論文=早稲田大学)、『INAX ALBAM29近畿農村の住まい―日本列島民家の旅』『国登録有形文化財 松籟閣 』、『配水塔』、『民家移築の研究』(私家版)、『和釘から洋釘への転換に関する一連の研究』(日本建築学会賞論文)等多彩。
(長岡新聞 2023年11月30日付)