新潟県県央地域で事業排出物を材料にした「ブランキングアート」の巡回展が開催中
中小企業大学校三条校(新潟県三条市)で12日から「ブランキングアート 2020巡回展」の作品を展示している。同巡回展は、2020年10月から2021年1月にかけてJR燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」と燕三条地場産業振興センターで開催された「第7回ブランキングアート展」出品作品を展示するもので、今回の中小企業大学校は3会場目。
ブランキングアートとは、製造工程で排出される事業排出物(ブランク材)を用いて新たな作品(製品)を生み出す取り組み。材料としての無骨さと切り離された商品の面影が残るブランク材には独特の生々しさが漂い、またどの作品にも排出元の企業の個性が滲み出て強い存在感を放っている。
展示期間は6月30日まで。7月2日からは舞台を隣町の燕市産業資料館へ移し9月16日まで展示されるほか、公式サイト上の「VR展示」でバーチャルでも閲覧可能だ。金属加工の町「燕三条」で、ものづくりの魂を感じられるアートに触れるのはいかがだろうか。
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ブランキングアート展実行委員会 公式webサイト