【新潟県内の嘱託犬で唯一の「総合犬」】審査会で合格したオリーブ号とその指導者に対し警察が嘱託書を交付
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嘱託書の交付を受けたオリーブ フォン アンドバルジー号(8歳)
西蒲警察署は12月6日、西蒲警察署において、12月1日付けで新潟県警察が嘱託する警察犬の指導者およびオリーブ フォン アンドバルジー号(雌 8歳 シェパード 以下 オリーブ号)に対して、警察本部長名の「警察犬嘱託書及び警察犬指導者嘱託書」の交付式を行った。嘱託期間は、2023年12月1日から2024年11月30日までの1年間。
警察が登用する警察犬には、各都道府県警察が飼育管理し訓練をしている「直轄警察犬」と一般の人が飼育管理し訓練をしている「嘱託警察犬」という2つの分類がある。
今回、委託書を受け取った樋浦さんはボランティアで警察犬の飼育をしている。
樋浦さんが飼育したオリーブ号は10月20日に実施された「令和5年度新潟県警察嘱託警察犬審査会」において、足跡追求と臭気選別審査に合格し、県内嘱託犬で唯一の「足跡追求」と「臭気選別」の両方で審査を通った「総合犬」として嘱託を受けた。
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嘱託警察犬指導者の樋浦講さん(写真左)とオリーブ フォン アンドバルジー号、西蒲警察署の岡崎信彦署長(写真右)
西蒲警察署の岡崎信彦署長から嘱託書を受け取った樋浦さんは、「要請があれば、期待に応えたいと思っている」と話した。
一方、西蒲署の岡崎署長は「高齢者の行方不明事案などが増える中、新たに加わった仲間として期待している」と語った。
オリーブ号は今後、子どもや高齢者などが行方不明となる事案が発生した場合、警察の依頼を受け、行方不明者の追跡などを行うという。
嘱託警察犬指導者の樋浦さんによると、オリーブ号は天真爛漫な性格で食欲旺盛だという。
警察が行う捜査の中では、人間では感知できないような匂いが捜査の決め手となる場合もあり、オリーブ号の今後の活躍が期待される。
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樋浦さんとオリーブ号、西蒲署員の記念撮影