新潟県の花角英世知事が定例会見、ワクチン接種状況について「全国と比較して順調に進んでいる」
新潟県の花角英世知事は定例会見を開き、ワクチン接種状況について「全国と比較して順調に進んでいる」との認識を示した。18日時点の県内の接種実績は、医療従事者など(約8万人)が1回目接種6.0万回、2回目接種2.3万回となっている。また高齢者(約72万人)は1回目接種3.8万回、2回目接種0.3万回が終了している。
また県では医療従事者向け接種を6月末、高齢者向け接種を7月末までの接種を目指しているが、花角知事は、「(接種業務を担う)県内の市町村と(接種の)スピードアップをしようという認識で一致していて、ご努力していただいている。県も支援していく」と話していた。
また、災害対策基本法の一部を改正する法律が20日に施行されることに伴い、市町村から発令される避難情報が変更されるという。具体的には、警報レベル4の「避難指示(緊急)」と「避難勧告」が「避難指示」に一本化されて分かりやすくなるほか、警報レベル3の「避難準備・高齢者等避難開始」が「高齢者等避難」に変更となり、こちらもわかりやすくなる。このほか、すでに災害が発生している警報レベル5の「災害発生情報」が「緊急安全確保」に変更されるという。
一方、債務超過に陥っている佐渡汽船株式会社の状況に対する認識を聞かれた花角知事は、「劣後ローンを導入すると、債務超過の幅は縮小するが、厳しい状況にあるという認識。特に第一四半期の輸送人員は(新型コロナの影響が出ていた)昨年と比べても落ちている。また一昨年と比べると半減近く、収益を伸ばせる状況にはないというのは辛いところ。ただファンドからの支援を検討していると聞いていて、まずは経営努力を見守りたい」と語っていた。