【注意喚起】新潟県長岡市で還付金詐欺の予兆電話を多数確認
新潟県長岡市によると、12月に入り、長岡市内において、同市役所職員をかたる還付金詐欺の予兆電話が多数確認されている。
電話の内容は、市役所職員をかたり「介護保険料の返金がある」、「書類の期限が過ぎているので、健康保険課3番窓口に来てほしい」、「窓口での書面手続きは大変なので、銀行を教えてもらえれば入金手続きを進める」、「手続きのために、携帯電話と銀行のカードを持って銀行のATMに行ってほしい」などというもの。
還付金詐欺の手口は、融機関に着いたら電話をかけさせ、通話をしながらATMを指示通りに操作させてお金をだまし取るもので、同市は還付金の手続きはATMでは行わないと呼びかけている。また、今後も同様の電話が市内にかかってくると思われるという。
同市は、「長岡市役所の職員をかたる電話があったら、すぐに銀行に行ったりという対応はしないで頂きたい。そういった電話があった場合は、電話の内容が本当なのかどうかを市役所に問い合わせしてほしい」と話した。
加えて、「不審な電話については1人で判断せずに、家族や警察にも相談してほしい」と注意喚起した。
現在、新潟県内各地では特殊詐欺による被害が多発しており、警察は県内各地で特殊詐欺被害の未然防止を呼びかけるイベントを開催している。
長岡市役所に話を聞くと、窓口や関係部署に上記のような不審な電話をもらったという相談が複数よせられている状況となっており、同市では警戒を強めているという。