【負債総額約3,500万円】内装工事や建築工事などの上新技建が破産開始決定
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、株式会社上新技建(新潟県上越市、設立2012年2月8日、資本金520万円、杉山高男社長、従業員4名)は12月11日、新潟地裁高田支部より破産開始決定を受けた。破産管財人には見竹泰人弁護士(みたけ法律事務所、新潟県上越市)が選任された。負債総額は約3,500万円。
2012年2月に設立され、内装工事や建築工事を主に手掛け、店舗関連の物件を得意とし、2017年12月期は3億4,503万円の売上高を計上していた。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛などの影響で店舗の集客は低迷し、内装・建築工事関連の受注も減少した結果、2021年9月期(2019年に決算月を9月に変更)の売上高は4,100万円に落ち込み、1,417万円の赤字を計上していた。
2022年9月期の売上高は1億7,117万円に回復したものの、2023年9月期の売上高は約1億3,700万円に落ち込み、3期連続の赤字計上、債務超過額も拡大していた。
その後も業況に好転材料は乏しく、金融機関からの資金調達も限界に達したことから事業継続を断念し、今回の事態に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは123件目となる。