【キシャメシ】クリスマスのご褒美ランチ、ブリリアント過ぎるオムライス&ハンバーグのプレート=アンジュパッセ(新潟市東区)
実は、一度ラーメン店に入りかけた。その時、脳内でささやきが聞こえる「クリスマスまでラーメンじゃないだろ」。
確かにな。おひとり様とはいえクリスマス、そして2023年最後のキシャメシ。今日はちょっと贅沢しようかな、一年のご褒美に。
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あたりの風景に溶け込み、車を走らせながらだと見落としそう
記者ならどこでご褒美ランチをいただくかと言えば、新潟市東区中野山の「欧風厨房アンジュパッセ」。カテゴリーはいわゆる洋食レストランで、看板メニューはオムライスとハンバーグ。ではあるがそのクオリティが凄い。特に地元グルメの間では「美しすぎるオムライス」としてつとに有名。昼時なら行列必至なのだが、今日は時間をずらして参上。
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かわいらしい装飾の店内
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クリスマスにおじさんおひとり様は、ちょっとキツかったか
コンパクトな店構えだが洒脱な空間づくりはデート需要にも応えそう。さすがに今日25日が本番、クリスマスムード満点。こんな日におじさんおひとり様を受け入れいただき感謝。
さっそくオーダーしたのは「ハンバーグオムライス生ハムのせトマトクリームソース」(税抜1,800円)、そしてデザートに「クラシックプリン」(税抜き400円)。まあご褒美ということで。食事メニューにはサラダ、スープとドリンク付き。ドリンクは「ベリージュース」をチョイス。
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サラダにかかっているのは白みそのドレッシング。味噌はすべからく野菜を美味しくする。
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ベリージュースはクリスマスにもぴったりの色合い
サラダ、スープと来た後、ややあって着皿。いやーこれこれ、これを見に来たの。
こんなに美しい一皿、ほかで見たことない。卵の表面の滑らかさ、きめ細かさ、そしてフワフワがビジュアルだけで伝わる。オムレツという料理は料理人の技術がもろに出る。この仕上がり具合を見れば多くの言葉はいらない。
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どうすか?この完璧なフォルム「ハンバーグオムライス生ハムのせトマトクリームソース」(税抜1,800円)
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このチキンライスだけでも1000円払ってよい美味しさ
普通はナイフを縦にすっと入れ、チキンライス全体をふわっと包むようにするのだが、ここはまずオムレツのふわふわを一口味わいたい。そして次はチキンライスと一緒に。チキンライスもただのケチャップライスではなく、しっかり「だし」の旨味がある。そして訪れる幸せの頂点。
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このハンバーグが超絶美味しい。ジュワる肉汁、スパークする肉々しさ。
そしてハンバーグ。肉汁と旨味がとじこめられた、ジューシーの極み。それほど大ぶりではないが、決して「オムライスのトッピング」などではない存在感。まるで上質なW主演のドラマを観ているよう。オムライス同様、技術の高さと素材の良さが際立つ。
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クラシックプリン(税別400円)。おじさんが好きなプリンは「ふわとろ」ではなくこっち
そして、大満足×2の記者の前に届いたのはデザートのクラシックプリン。ご覧あれ、もう「百科事典でプリンと引けばこの挿絵」というくらい、50代のハートを打ちぬくこのフォルム。おじさんには「ふわとろやわらかプリン」よりもこっちなのだ。もう最高。
よかった、今日はここに来て。ここ以外の選択はなかったかも。
そして、今年一年よく頑張ったな、記者。来年はもっとやれるはず。
(編集部I)
【アンジュパッセ】
新潟市東区中野山4丁目8-27
営業時間 11時~15時 17時30分~20時30分(水、木、土、日のみ)
定休日 火曜
<グーグルマップより>
【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。