【上司を侮辱し人格否定】度重なる不祥事繰り返す、新潟市が40歳代男性職員に対し懲戒処分
新潟市は12月26日、同日付で建築部の男性職員に対し、懲戒処分を行ったと発表した。
処分を受けたのは、建築部の40歳代男性職員。この職員は、2023年8月、業務上の指導をしていた直属の上司である係長に対し、大声で容姿を侮辱し、人格を否定するような暴言を発した。
また、新潟市情報セキュリティーポリシーに違反し、業務上で使用するメールアドレスを使用し、友人などへの連絡したり、公共料金を支払う際のメールアドレスに登録するなど業務以外の目的で送受信を行うなどした。
さらに、住居手当について、転居した際に必要な手続きを行わず17カ月に渡り、合計6万8,000円を不適正に受給し続けていた。
加えて、日ごろの勤務態度について再三上司から指導を受けていたにもかかわらず、勤務時間中の頻繁な離席や私的行為などを繰り返し行った。
上記の事実から、新潟市は建築部の40歳代男性職員に対し、停職6か月の処分を行った。
また、管理監督責任を果たしていなかったとして、建築部の課長級職員を訓告処分とした。
処分を受けた建築部の40歳代男性職員は、上記の事実に対し「申し訳ない」と反省の弁は述べているものの、一部の行動について改善が見られない部分があるという。
新潟市の総務部長は今回の処分について、「この度、建築部職員による暴言等事案に対して処分を行いました。本事案により、市民の皆様の信頼を著しく損なう結果となりましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。法令順守や高い規範を求められる公務員として、自覚を著しく書く行為であり、職員に公務員としての自覚を喚起し、組織をあげて一層の綱紀粛正に取り組んでまいります」とコメントした。