【わずか1か月で締結】えちごホールディングス(新潟県三条市)と下越(新潟県聖籠町)がM&Aを実現
自動販売や整備・鈑金塗装などを手がける株式会社えちごホールディングス(新潟県三条市)はこのほど、自動車補修用リサイクルパーツの商品化と販売に注力する有限会社下越(新潟県聖籠町)とのM&A(事業譲渡)を行った。
今回の締結は、環境保護の推進と資源利用の最適化を目指す下越と、電気自動車の普及を通じて持続可能な社会を実現しようとするえちごホールディングスのビジョンが一致し実現したもの。
今回のM&Aにより、えちごホールディングスは自社の自動車リサイクル部門を強化し、下越の専門知識とリソースを活用する。これにより事業の再構築と効率化実現を目指し、リサイクル社会の発展に対する貢献と市場拡大を期待している。
M&Aを機に、えちごホールディングスは、「持続可能な社会への貢献を継続し、地域における中古自動車部品を活用したい企業に対するセーフティーネットの役割に資することを約束する」としている。
銀行出身者によるスピード成約
この度のM&Aにあたっては、三条市に本社を置くみらい国際法務会計グループの平野洋人代表(銀行出身者)が支援した。
下越の担当者の退職意向に応じて迅速に対応し、えちごホールディングスへの提案からわずか1か月で成約となった。
みらい国際法務会計グループの担当者によると、一般的にM&Aは、成約まで1年から3年を要するとされており、早いケースでも6ヶ月から1年、長期計画では5年から10年かかることもあるという。また、必ずしもすべての取引が成約に至るわけではない。
担当者は、「(今回のM&Aは)一般的な『スピード成約』とされる6ヶ月以内をさらに上回るスピードで、この取引を成約に導くことができた。事業承継計画を迅速にまとめ、銀行出身者として、その経験を活かし、銀行との蜜な連携により、円滑な銀行融資の実現に繋がった」と話した。
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株式会社えちごホールディングス