(株)オーシャンシステムの「オーシャン・オフィスコンビニ」、コロナ禍において企業や施設にニーズが拡大
株式会社オーシャンシステム(新潟県三条市)が4月1日から開始した新サービス「オーシャン・スキャン」の機能を使用する、無人コンビニ「オーシャン・オフィスコンビニ」が、企業や施設などで普及の拡大を見せている。
オーシャン・スキャンは、同社のアプリ「オーシャン・ネットスーパー」の追加サービスとして、カメラ機能を起動させて商品バーコードやカタログ掲載バーコードを読み込み、数量を決定するだけで最短翌日、スーパーマーケット「チャレンジャー」や「業務スーパー」の商品が自宅、会社に届けられる。
同社が新潟県内で117台(2021年2月28日時点)設置している「オーシャン・オフィスコンビニ」では、「オーシャン・スキャン」の機能を使って完全無人・キャッシュレスで運用をしている。購入したい商品のバーコードを読み取ると、その場でキャッシュレス決済が完了。後日指定の口座からまとめて引き落としする仕組みとなっている。
新潟県において、2020年4月16日緊急事態宣言の全国拡大から5月14日の解除後までは、オフィス人員が減ったこともあり一時的にオフィスコンビニの需要は減少した。しかし、コロナ禍の影響で企業内や施設内の売店に人員を配置しての運用が難しくなったことや、「オフィスから外出する回数を減らしたいので設置を検討したい」などの要望があり、無人のオフィスコンビニのニーズが増えているという。
利用者数実績は、昨年4月の155件から今年4月時点では205件となっている。「オーシャン・オフィスコンビニ」の商品ラインナップは同社がスーパーマーケットの運営で取扱う約5万アイテムの中から、各設置場所のニーズに合わせて置くことが可能となっている。
さらに、要冷蔵・冷凍商品は設置場所の冷蔵庫を借りることで販売可能となる。価格は当社が運営するスーパーマーケットの価格をベースに設定しているため、安く手に入れることができるのだという(一部商品除く)。商品補充は設置場所の都合により月1回から週1回となっている。
また、同社で展開しているオフィスにランチを届ける「フレッシュランチ39」は、「オーシャン・オフィスコンビニ」設置企業のほとんどが利用しており、コンビニの販売スペースは毎日のメニュー表(A1サイズ)の掲出や、届けられたお弁当や食べ終わった後の容器の置き場所にもなっている。新サービス『オーシャン・スキャン』は「フレッシュランチ39」で展開している惣菜や菓子類など、あと1品を追加注文できる「チャレラン」でも利用できるという。
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株式会社オーシャンシステム
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