【キシャメシ】元旦、大混雑のイオンモール新潟南でたどり着いたフードコートのタレかつバーガー
「元旦からキシャメシ、やりましょう!」(編集会議)・・・マジか?当番俺だけど。
新年早々、なかなかの難題だ。果たして開いている店、あるだろうか?ファミレスとか全国チェーンの店に行けば、最悪メシにはありつけるだろう。ただ最低限「新潟に本店がある飲食店」の自分ルールは死守したい。
まずは元旦から営業しているスポットとして思いついたイオンモール新潟南(江南区)まで車を走らせる。午前10時、いつもの元旦ならゆっくりと自宅で「爆笑ヒットパレード」を見ている時間。だいたい元旦から、わざわざイオンに出かけたい人なんてそんなにいるのかね、などと考えつつ車でたどり着くと、なんと駐車場に入るまで40分。入店する前に辟易としてきた。
店内に入ると、人の多さに驚かされる。元旦から、何をそんなにイオンに行くことがあるのだろう。日本人にとってイオンとはどういう存在なのか、とあらためて不思議に思う。
まずはお正月らしい風景を探してファインダーに収める。福袋の行列、門松など。お、獅子舞の店内練り歩きじゃないか。獅子舞がくねりながら来客の頭を噛みはじめる。小さい子供は阿鼻叫喚の渦。
個人的に面白かったのは50代くらいの外国人のおじさん。「ニホンノデントウブンカ、スバラシデス」という感じで獅子舞に寄っていくが、頭を噛みに来るとなぜか下あごを突き出して目を閉じていた。そうか、西洋はKISSの文化だから、顔が近づいてくるとそうなっちゃうのか(笑)。こころなしか獅子舞も照れくさがっているようだ。
そういえば、キシャメシだった。とりあえず館内のレストラン街に向かうと、どの店もスゴい行列。地元枠の店舗もなくはないが、例外なく行列だ。ここはいったん撤退、ダメもとで3階のフードコートに行ってみる。こちらも家族連れであふれているが、まだこちらのほうが食事にありつくのは早そう。
さっそく地元枠を探すと、お、ありました「とんかつ政ちゃん」の系列「MATSURIYA」。元旦からタレかつ丼、とも考えたが、ここはちょっと捻って「タレかつトマトチーズバーガー」(税抜520円)を。初体験のタレかつバーガーだが、政ちゃんの系列なら間違いないだろう。
例によって呼び出し音が鳴り出来上がり。開いて、まずは分解してみる。バンズ、キャベセン(サウザンアイランド風ドレッシング)、トマト、スライスチーズ、タレかつ、というラインアップ。
紙に包みなおしギュっとプレスしてから口に頬張る。たしか「つぶしてから食べるとカロリーゼロ」とサンドウィッチマンが言っていた。味の方は・・・
まあ美味しい、と思う。タレかつは揚げたてでサクサクと美味しいが、なんかこう、ハードルを越えてこないというか。あくまで個人的意見だが、このスタイルの必然性が弱いかな。結局、新潟名物タレかつはご飯との相性が良すぎんのよ。ただ、これが大好きな人は多いと思うし、今日みたいに混雑しているときにテイクアウトで新潟名物たれカツを味わえるのは良いかも。
タレかつバーガーを完食して、帰りの足を急ぐ。とにかく人の多さによけい疲れてしまう、そんな歳になったのだ。
2024年も「キシャメシ」を宜しくお願いします。
(編集部I)
【MATSURIYAイオンモール新潟南店】
新井G他紙江南区下早通柳田1丁目1号
フードコートの営業時間 9時~21時
年中無休
<グーグルマップより>
【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。