【令和6年能登半島地震】新潟県庁で第3回災害対策本部会議開催、県全体で軽傷者19人にのぼるなど被害状況の確認
新潟県庁では1月2日11時から、令和6年能登半島地震の第3回災害対策本部が非公開で開かれ、現段階における県内各地の被害状況を確認した。
また、会議終了後に報道陣に向けたブリーフィングも開かれ、被害状況についての質疑応答があった。
ブリーフィングの中で、1日に災害救助法の適用が決まった県内14市町への対応について質問があったが、11時30分時点で正式な要請は無いとのこと。
確認された中で、主だった被害状況(1月2日9時30分段階)は以下の通り。
〇人的被害の状況
県全体で軽傷者19人(新潟市2、長岡市4、三条市1、柏崎市2、糸魚川市4、五泉市1、上越市5)。
※上越市で地震後に心肺停止になった1人の事例については、地震と無関係と判断された。
〇住宅被害
・一部損壊32軒(糸魚川市5、妙高市1、五泉市14、上越市11、津南町1)
・公共建物半壊以上20(上越市)
〇交通に関する情報
・高速道路 北陸自動車道(西山IC~柏崎ICの上下、能生IC~糸魚川ICの上り)は通行止め継続、ほか県内の高速道路は全区間解除
・国道8号 上越茶屋ヶ原 通行止め(1月2日7時40分から国土交通省、県機動隊、上越市消防署により現場確認。8時20分から専門家による地質調査を実施し、落石等の二次被害がなければ土砂の除去を実施する。復旧の目途は現段階でたっていない)
・市町村道 新潟市西区、幹線道路で通行止なし、生活道路で15カ所通行止
・JR東日本 上信越新幹線は越後湯沢~新潟が午前中運休(状況により午後も運休の可能性)、在来線は羽越本線(新津~酒田)が1月2日夕方ごろまで運休、信越本線(新潟~長岡)が1月2日夕方ごろまで運休、(長岡~直江津)は終日運休、白新線全線が1月2日夕方ごろまで運休、磐越西線(喜多方~新津)が1月2日夕方ごろまで運休、弥彦線全線が1月2日夕方ごろまで運休、越後線(新潟~内野)が1月2日夕方ごろまで運休、(内野~柏崎)は終日運休、只見線全線が1月2日夕方ごろまで運休、飯山線(十日町~越後川口)1月2日夕方ごろまで運休、上越線(水上~長岡)1月2日夕方ごろまで運休
・えちごトキめき鉄道 全線で午前中運休(状況により午後も運休の可能性)
・北越急行 (くびき~直江津)は1月2日終日運休、(六日町~越後湯沢)は夕方ごろまで運休
〇ライフラインに関する情報
・上水道 断減水2事業者(新潟市中央区、江南区、西区、佐渡市の一部)
・ガス LP協会は被害情報なし、北陸ガスは供給継続中も新潟市の一部でガス漏れの通報が150件あり現在対応中
・電気 【停電情報】新潟県内で延べ6,288戸が停電に見舞われるも、懸命の復旧作業で31戸まで縮小(1月2日8時現在)を参照