【キシャメシ】新潟市北区の絶品にべっぴんな鍋焼きうどんで、完全に温まる
1月8日、今日は成人の日。昨晩から今朝にかけて、かなり雪が降った、。平地でも40㎝くらいの積雪になったのではないか。今は一段落だ。
朝出る前に自宅前の雪かきをしたり、午前中の訪問先の暖房が効いてなかったりで、身体が冷え切ってしまった。UH寒ぶ!
「なにか温かいものを食べたい」と考えた時、全おじさんの実に6割は「鍋焼きうどん」を発想する(らしい)。
いいじゃん、鍋焼きうどん。向かったのは北区の「どんどらさん豊栄本店」。実際評判の店で、12時前にもかかわらずフルで25台の駐車場は半分以上が埋まっている。
新潟市の中心部から行くと、泰平橋で阿賀野川を渡って1㎞ほど走ったところ。この辺り、郊外ではあるが、食道楽にとってなかなか芳ばしい通りでもある。
早速入店。ちょっとカフェ然とした洒落た店内。30席ほどのキャパか。カウンターの向こうではオープンキッチンで6人のスタッフが忙しそうに動き回って活気がある。このキャパ、なおかつセルフサービスのシステムに対してスタッフ6人がフル稼働しているのは、うどん1杯にかかるコストがそれだけ大きい。それだけ人の手がかかったうどんなのだ。
券売機で「鍋焼きうどん」(850円税込み)をチョイス。4つある冬限定メニューのうちのひとつだ。カウンターで陳列されているおにぎり2個(田舎みそ、とり五目、各100円)にも手を伸ばす。天ぷらは・・・鍋焼きにえび天が入っているから良しとするか。
ややあってカウンターから49番が呼ばれ、着丼。うっひょー美しい!鍋焼きうどんの絵柄というのは、なぜこんなに魅力的なのか。鍋の中の熱が、見ただけで伝わって来る。具はえび天、かぼちゃ天、焼き豆腐、ほうれん草、蒲鉾(の上にゆずがちょこんと)。完璧だ。
まずは「お出し」を一口。おー、これは美味。関西風のうどんで、最初に昆布の旨味を感じるが、奥の奥に「節」系のパンチもある。これが絶妙なバランスの良さ。ここのうどんに惚れた常連客は、このだしに惹かれているのだろう。
うどんがまた、良いバランス。おそらくこれも粉をミックスしているのだろう。コシはしっかりあるが「硬すぎない」のが良い。本場の讃岐うどんをほうふつとさせる、美しいうどんが光る。白く輝く美しいうどんだ。
おじさん、はふはふ言いながら一気にいただきました。おにぎりとも相性が良くて最高。いやあ温まった。食前、食後の身体をサーモグラフィーで見てみたい。体の芯からポカポカだ。「温度も味わう」これこそが真冬の鍋焼きうどんの醍醐味だ。
しかしレベルの高いうどん店が北区に。次は平日限定の定食にもお世話になりたいところ。
(編集部I)
【どんどらさん豊栄本店】
新潟市北区木崎1754-3
営業時間 11:00~15:00 (日曜祝日のみ11:00~15:00、17:30~20:30)
定休日 水曜日
<グーグルマップより>
【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。