【負債総額2社合計約5億700万円】印刷業の野崎印刷(新潟市江南区)と関連会社が破産開始決定

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、印刷業の野崎印刷株式会社(新潟市江南区、設立1953年12月7日、資本金1,500万円、野崎力夫社長)と関連の株式会社リアリティー(新潟市江南区、設立1975年6月10日、資本金1,000万円、野崎力夫社長)は1月5日、新潟地裁へ破産申請を行い、同日付で破産開始決定を受けた。

申請代理人は若槻良宏弁護士、他2名(弁護士法人青山法律事務所、新潟市中央区)、破産管財人には後藤直樹弁護士(新潟ルーチェ法律事務所、新潟市中央区)が選任された。

負債総額は野崎印刷が約4億4,100万円、関連のリアリティーが約6,600万円、2社合計約5億700万円。

野崎印刷は1949年6月の創業で、1953年12月に法人化を図った印刷業者。封筒やチラシ、ポスター、シール、パッケージなどの一般印刷物を主体に、販売促進用のオリジナルグッズや記念品用としてiphoneケースやゴルフボールなどへの小ロット印刷なども手掛けていた。

また、2003年5月には東京営業所を新設して県外案件の取り込みも強化していた。しかし、市況低迷や他社との競争激化等で近年の受注は伸び悩みの状況が続き、1995年3月期は約9億2,000万円の売上高を計上していたものの、2023年3月期の売上高は2億円を割り込んでいた。

また、損益も欠損の状態が続いていたもので、資金繰りも限界に達し、今回に事態に至った。

なお、関連で刷版業を手掛けていたリアリティーも同社に連鎖する形となった。

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓