【キシャメシ】新潟市江南区の食堂「マンガ」でとんかつ定食、最高の時間を味わう
時刻は13時を少し過ぎたころ。新潟市江南区を走行中に気になる店舗を発見した。
赤く目立つ看板には「マンガ」の文字。電光掲示板には「かつ丼セット」という文字が流れていた。
「マンガ」という食堂なのかという感想とともに、入店してみたいという欲が湧いてくる。そうなったら、話は簡単だ。駐車スペースに車両を停めた。
年季の入った暖簾には、「御食事処」の文字。ショーケースには、「牛肉入りおじやうどん(税込900円)」のサンプルが飾られており、期待が高まる。
入店するとすぐにテーブル席があり、奥には小あがり席が用意されていたので、そちらへ移動した。
席に着き、メニューを開く。食堂の定番メニューである「しょうが焼定食(税込1,300円)」、「とんかつ定食(税込1,200円)」、「レバニラ炒定食(税込880円)などの数多くの品が敷き詰められていた。
定食のほかにも、「ラーメン(税込600円)」、「カレーラーメン(税込800円)」、「鍋焼うどん(税込850円)」など、麺類も充実していた。
そして、メニューには電話番号と「出前迅速」と書かれており、地元民に非常に愛されている店であろうことは、すぐにイメージできた。
そんなことを考えながら、自分の中での決まり事である「迷った時は『とんかつ定食』」のルールに従い注文した。
しばし待ち、運ばれてきた「とんかつ定食」はお手本のような定食セットだった。
大きめの茶碗には白米、こんがりと揚げられたとんかつ、みそ汁、漬物、小鉢。理想的な形だなと思いながら、食欲が先行し、容赦なくとんかつ定食に食らいつく。
よく揚げられたとんかつにウスターソースをかけ、箸で挟んで白米にバウンド。我ながら慣れた手つきである。
野菜と肉、そして白米のバランスに気をつけながら、次々と口に運ぶ。例外なく「美味しい」と感じる。そして、休憩のようにすするみそ汁がとても美味しい。
サク、サクと音を立てながらとんかつは数を減らしていき、あっという間に完食した。その時、朝食をとっていなかったことに気がつき、異常な食欲の理由が理解できた。
食後にはサービスのホットコーヒーが提供され、午後の仕事の前の一息。店内に流れるニュースの音に耳を傾けながら。
雰囲気、味共に最高の店舗だった。新潟市江南区を訪れた際は、再度訪れようと思う。
(編集部・K)
【お食事処マンガ】
新潟県新潟市江南区城山1丁目2-46
【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。