【令和6年能登半島地震】「小木―直江津航路の再開に間に合うように」新潟県の花角英世知事が言及
新潟県の花角英世知事は1月10日、新潟県庁で定例記者会見を開き、令和6年能登半島地震について再度言及し、現状把握や今後の支援対応などについて語った。
新潟県の現状について花角知事は、「今日で発生から9日目だが、県内では交通機関は復旧しているし、電気ガスのライフラインもほぼ復旧している。現在県内各地で、建物の被害状況の調査が進められているが、中でも新潟市の建物被害が大きいと明らかになってきている。今後、被害の大きかった国道8号、港湾のインフラを早期に復旧させることと、被災された方々の生活再建に力を入れていかなければならない。特に、建物被害の大きい新潟市にはすでに『チームにいがた』で多くの支援をしているが、さらに派遣人数を増やして支援を拡充し、建物被害調査を加速させていきたい」と語った。
また、先週の上越市の視察については、「国道8号の土砂災害の現場、直江津海水浴場、関川河口部、直江津港の4か所を視察したが、いずれも被害の大きさを認識した。港湾管理者としての県は、特に港湾の場合は地盤の中の見えない場所がどうなっているかの調査を進めており、まとまり次第応急対策を進め、特に春の小木―直江津航路の再開に間に合うように準備を進めたい」と述べた。