【機械に巻き込まれる災害】新発田労働基準監督署が佐藤食肉(新潟県新発田市)を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検
新発田労働基準監督署は1月12日、株式会社佐藤食肉(新潟県新発田市)および同社工場長を労働安全衛生法違反の疑いで新潟地方検察庁新発田支部に書類送検したと発表した。
令和4年12月7日、新潟県阿賀野市山倉に所在する佐藤食肉の工場において、撹拌(かくはん)機からハンバーグの材料を取り出す際にこの機械を停止していなかったため、労働者がこの機械に巻き込まれる災害が発生した。
労働安全衛生法では、事業者は人が巻き込まれるおそれのある食品加工用機械から 内容物を取り出すときは、当該機械の運転を停止する、または、労働者に用具などを使用させなければならないことが規定されているが、災害発生当時、これらの危険を防止する措置が講じられていなかった疑いがある。