【新発田官製談合】新潟県農地部参事(元新発田地域振興局農村整備部長) の男性職員(被告・59歳)を懲戒処分

  • 12か月前
  • 政治

新潟県は1月12日付けで、地方公務員法第29条第1項の規定に基づき、新発田地域振興局農村整備部における公共工事入札に係る予定価格等の漏えい事案について、農地部参事(元新発田地域振興局農村整備部長) の男性職員(被告・59歳)の懲戒処分を行ったと発表した。

入札談合等関与行為の排除および防止、職員による入札等の公正を害すべき行為の処罰に関する法律違反、公契約関係競売入札妨害の罪で逮捕、起訴された職員に対する処分で、処分の理由は法令等および上司の職務上の命令に従う義務違反、信用失墜行為の禁止違反、秘密を守る義務違反。

処分された職員は、新発田地域振興局農村整備部が令和5年6月22日に入札を執行した公共工事の指名競争入札に関し、同月6日に事業者に対し、同入札に関する秘密事項である予定価格および指名業者を教示するとともに、偽計を用いて入札の公正を害すべき行為をしたほか、同部が同5年8月31日に入札を執行した公共工事の指名競争入札に関し、同月21日に事業者に対し、同入札に関する秘密事項である予定価格および指名業者を教示するとともに、偽計を用いて入札の公正を害すべき行為をしたことで、逮捕・起訴されたもの。

これに関して同日、新潟県の花角英世知事が以下のようなコメントを発表した。

「新発田地域振興局農村整備部において、職員が事業者に対し、公共工事の 指名競争入札に関する秘密事項である予定価格及び指名業者を教示し、当該 入札の公正を害すべき行為を行っていたことは大変遺憾であります。このような事案が二度と起こることがないよう、職員の綱紀の保持及び服務規 律の確保に努めるとともに、これまでも可能な範囲で調査を進めてきたところで ありますが、公判の内容を受けて更に事実関係の調査を行い、適切な再発防 止策を検討の上、講じてまいります」。

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