【キシャメシ】ポップが楽しい街なかの食堂 田辺食堂(新潟県柏崎市)で食べる楽しみを見つけた!
柏崎駅前通りを散策していると、「たぶん死ぬまで一筋伸びた道」「わんぱく坊主が駆けて来る」など、手書きで書かれたポエム風のメッセージがひと際目立つ食堂を発見。このヌルい感じが何とも言えない(笑)入り口のところには、「食べる楽しみの増える店」とある。なんだか、楽しそうなお店だ。
早速、中に入ってみる。雰囲気は、ザ・昭和という感じ。どことなく懐かしさを感じさせる。メニューも手書きで書いたものをコピーしたものなので、独特の手作り感が、温もりを感じさせる。メニューに書かれた「はじめ、ツルツル あとはカメカメ」と、呪文のような文言を横目に、「スタミナカツラーメン」の大盛を注文した。数分後にやってきた「スタミナカツラーメン」は、ラーメンの中に大きなカツが浮かんでいる。そんなラーメンである。一口食べてみる。「これは、うまい!」
カツの中に、あっさりとした癖のないラーメンスープがしみ込んでおり、ちょうど良い柔らかさ。そして、カツとしては大きい方の部類にはいるであろう本体。これで980円は安い!
昼時にいったが、店内のお客さんの数も多く、地域に愛されているお店ということがよくわかる。
店主と思しき人物は、調理場で仕事をしており、話しかけることも難しそうだったが、「きっと楽しい人なんだろうな」なんてことを想像しながら麵をすすると、なんだかこちらまで幸せな気分になって来るから不思議だ。次回は、「僕んちの得意技」と書かれた洋風カツ丼を注文してみよう。
駅からも、歩いて十分程度の好立地にあり、電車からも、アクセスしやすい。新潟県柏崎市外・県外から来る際は、土産話に寄ってみるのも悪くない。もちろん、味だけでも十分勝負できる、間違いのない店である。記者本人の舌だけでなく、お客さんの多さがそれを物語っている。まさに柏崎の名物店の一つといっても、過言ではないだろう。
【グーグルマップ 田辺食堂】
【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。