コジマタケヒロのアルビ日記2024 Vol.2 「10得点が目標です」 小野裕二
2024年1月15日、沖縄県比屋根でキャンプを行うため、アルビレックス新潟の選手・監督・コーチ・スタッフが新潟空港に。旅立つ前に、松橋力蔵監督と堀米悠斗選手、新加入の小野裕二選手が会見に臨んだ。
「初っ端は、みんなの現状を把握するというところ。新潟での外での練習は本当に軽くしかできていないし、筋肉痛をみんなかかえているので、この一日でどのくらい回復しているのかというのをしっかりとピッチに出て見極めたいと思います。(〜中略〜)今のわれわれのメンバーでどういうものを作り上げられるかが大事。そういう意味で新しい選手との融合、良さをチームとしてどうやって引き出せるかが大事だと思います。本当にみんながサッカーをしている姿を早く見たいですね。見ていて楽しいですし、うれしいんです。(このキャンプでは)いい準備をしっかりするためのベストを尽くしてほしい、それしかないですね。もちろん、体調が良くなかったり、けがだったりというものとは常に隣り合わせですが、そういったものも含めていい準備をしてほしいと思います。(沖縄でのキャンプについて)できたら同じリーグのチームと(トレーニングマッチが)できる環境というのが望ましいかなという部分で提案させていただきました」と松橋監督が話すと、続いてやってきたのは小野選手。
「率直に楽しみです。1年間しっかり戦える体を作ることが自分の中では一番大事だと思いっています。チームのやりたいサッカーを知ること、自分がどういうプレーヤーでどういった人間性なのかを分かってもらうこと、けがをしないで一年間シーズン通して戦える体をしっかりと作って戻ってきたいと思います。(〜中略〜)自分の中では得点にこだわってやっていかなければならないと思っています。自分が得点を取るのはもちろん、チームが得点を取るために、自分がどういう動きをするか、そういったところにはしっかりこだわってやっていかなければいけないし、勝敗に直結するようなプレーをできればいいなと思っています。去年、キャリアハイの9得点だったので、今年は10得点を意識してやっていきたい。去年は目標を立てずにやっていた中であれだけ点が取れた。もっと明確に自分の中で目標を定めて自分にプレッシャーを掛けていくところも含めて、10得点を目標としています」と力強く、小野選手の目標を話してくれた。
最後に話を聞かせてくれたのが、堀米選手。
「お互いの性格などを共同生活する中で知りながら、このクラブの良さである一体感というのを大事にしていきたい。その上でポジション争いは本当に激しく、お互いが切磋琢磨して開幕に向けてやっていければいいなと思います。いい相手と試合ができるというのが沖縄で(キャンプを)やれるメリットだと思うので、その試合に向けてのポジション争いが始まると思います。新しく入った選手の特徴を早くつかんで、誰と組んでもクオリティの高いプレーを出せるように、新しく入った選手の良さを引き出せるようなサイドバックを目指しながらやっていきたいです」
1月23日には、ガンバ大阪との練習試合が予定されている。それまでに、どれだけお互いの関係性を深め、チームの掲げる目標を手繰り寄せるための、準備ができるか。
賽は投げられた。