【負債総額約8,500万円】ニット製品の販売・製造などのエス.エスニット(新潟県五泉市)の破産開始決定

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、ニット製品の企画・製造・販売の株式会社エス.エスニット(新潟県五泉市、設立2007年2月13日、資本金300万円、小玉信一社長)は1月5日、新潟地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には大田陸介弁護士(弁護士法人北辰法律事務所、新潟市中央区)が選任された。負債総額は債権者約9名に対し、約8,500万円。

2007年2月に設立されたニット製品の企画・製造・販売業者で、アパレルメーカーの下請を主体とした展開にあった模様。しかし、ニット業界の不振や他社との競争激化などで営業環境は厳しく、2021年1月期の売上高は約3,000万円にとどまり、赤字計上を余儀なくされていた。

また、その後も新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済環境悪化の影響もあり、2021年8月頃に事業を停止していた。その後においても事業の再開には至らず、債務返済の目途も立たないことから、今般の法的措置となった。

新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは126件目となる。

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