【30人が吐き気などの症状に】新潟県三条市の飲食店でノロウイルスによる食中毒発生
新潟県福祉保険部によると、1月7日に新潟県三条市内の飲食店「炭乃家 喜助」でノロウイルスによる食中毒が発生した。同店で提供された食事を喫食した30人に症状が確認されている。
県によると、1月12日17時10分ころ、患者から三条保健所へ、1月7日に三条市内の飲食店「炭乃家 喜助」を利用した4人中4人が胃腸炎症状を呈している旨の連絡があった。
それを受け三条保健所は、1月6日および7日に同飲食店が提供した食事を喫食した43グループ176人のうち、調査を行うことができた27グループ98人中、15グループ30人が1月7日7時ころから発熱、おう吐、下痢などの症状を呈していたことが判明し、検査の結果、6グループ7人の患者および調理従事者2人の便からノロウイルスが検出された。
三条保健所は、、患者に共通する食事が同飲食店で提供された食事に限られること、患者および従事者の便からノロウイルスが検出されたこと、医師から食中毒の届出があったことから、同飲食店が提供した食事を原因とする食中毒と断定した。
「炭乃家 喜助」では1月13日から営業を自粛しており、また三条保健所から1月16日から17日までの営業停止処分のほか、調理施設の清掃と設備器具の洗浄消毒、調理従事者に対して衛生教育を実施予定している。