株式会社ウエイブ(三条市)が事業を停止し破産手続の開始が決定

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、株式会社ウエイブ(三条市、登記上本社は加茂市、資本金100万円、波塚貴之社長、従業員1名)は5月13日に事業を停止し、新潟地裁三条支部より破産手続開始決定を受けた。破産管財人には、古島実弁護士(弁護士法人一新総合法律事務所燕三条事務所)が選任された。負債総額は債権者10名に対して、約3,000万円。

2017年3月、各種食料品の小売業や飲食店の経営を目的に設立され、一般個人向けに食料加工品の販売やパンケーキショップを運営するなどして事業拡大に努めてきた。設立以降は、県央地区に商圏を固め、近隣顧客を対象として固定顧客を多数確保し、2019年2月期には約3,000万円の売上高を計上した実績もある。

ただし、その後はパンケーキブームの衰退や個人消費の低迷から来店者数は減少傾向にあり、減収基調に歯止めが掛からない状況にあった。直近では新型コロナウイルスの影響も重なり、業況に好転材料が少ない中、財務内容も脆弱な状態にあったことから資金繰りも限界に達し、今回の事態に至った。

なお、新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは19件目となる。

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