【県内初出店ブランドも】蔦屋書店 新潟万代(新潟市中央区)内にコスメセレクトショップ「NOIN beauty」がオープン、36ブランド約1,500品以上の品揃え、店員の居ないフルセルフ方式で自分好みの商品選びを
株式会社トップカルチャー(新潟市西区)とノイン株式会社(東京都渋谷区)は1月22日、蔦屋書店 新潟万代(新潟市中央区)内に化粧品のセレクトショップをオープンした。化粧品ECサイトを運営するノインにとって、実店舗の開設は初めての試みとなる。オープン前日となる21日にはプレオープンイベントを開催し、ノインの渡部賢代表取締役社長とお笑いコンビ・レインボーの池田直人さんが登壇した。
NOINは2016年設立のベンチャー企業。現在、全国のファミリーマートでも販売している「söpö(ソポ)」と、ヘアケアの「ABÜR(アブール)」の2ブランドを展開する。
蔦屋書店新潟万代の1階に開業した「NOIN beauty」は、約23坪の店舗内に36ブランド約1,500品以上の豊富な商品を並べるセレクトショップ。なお、その内「SISI(シシ)」や「Artis(アーティス)」、「Attenir(アテニア)」などの10ブランドは新潟県内初出店となる。
日本の化粧品業界においてEC化率が低いことから、オフラインで顧客と最初の接点を持つことができる場として今回の実店舗出店を計画。また、地方では化粧品を実際に試して購入できる環境が少ないという課題を解消するため、渡部社長の出身地でもある新潟市へ進出した。
同店舗最大の特徴は、店員が常駐していない代わりに、店内に設置したセルフメイク台で自由に化粧品を試すことができる点。「化粧品業界は徐々に『セミセルフ』に移行しつつあるが、化粧品を探すにあたって周りの目が気になってしまうという点はどこまでもついてくる問題だった。なので、今回は店員を置かない、業界では革新的な『フルセルフ』の方式に挑戦した。自分のペースでゆっくりと試しながら商品と出会ってほしい」と渡部社長は話す。
また、「当たり前に売っているものだけでなく、自分たちの住んでいる地域の魅力にも気がついてもらいたい」(渡部社長)との考えから、「NOIN beauty」内には「ふるさとコスメ」として、出店した地域ので作られている化粧品をピックアップするコーナーも設置。蔦屋書店新潟万代では、itoguchi(株式会社きものブレイン)、地酒コスメ(株式会社つつわび)、Tomoya Hotel(友家ホテル)の3ブランドが並んでいた。
なお、蔦屋書店新潟万代では定期的に、2階シェアラウンジにてインフルエンサーなどを招いた発信の場を設ける予定で、化粧や美容についての学びや交流も提供していくという。
直近では、2月25日に「【NOIN beauty DAY】アロマウォーターを選んで、ファブリックミストを作ってみませんか?」と題したワークショップを開催予定。新潟で蒸留したアロマウォーターを使い、消臭・抗菌効果のあるファブリックスプレーを作るという。同日11時と13時からの2部制で、定員は各20人。参加費用や申込みなどについては、下記のリンクを参照。
【関連リンク】
【NOIN beauty DAY】アロマウォーターを選んで、ファブリックミストを作ってみませんか?
21日に行われたプレオープンイベントには、事前応募で集まった同社製品の愛好家たちが参加。ゲストのレインボー池田さんが自身の化粧・美容遍歴を語ったほか、化粧品選びのポイントなどに関する質問へ答えて参加者と交流した。
池田さんは今回の「NOIN beauty」について「(店舗を見て)まず『広い!』と思った。また、新潟にまつわるコスメや、NOINの選んだアイテムがたくさんあるので、肌の悩みを解決してくれる商品とか、自分の欲しい物が必ず見つかると思う」と話し、「セレクトチョイスが良いので、自分用にもプレゼント用にも揃っている。(店舗展開が)これから大きくなっていきそう」だと太鼓判を押した。
「NOIN beauty」は今後も、トップカルチャーの運営する蔦屋書店を中心に展開していく予定。トップカルチャーの清水大輔代表取締役社長によると「春先から拡大していく」という。また渡部社長によると、化粧品以外にも美容関連の飲料や美容家電の取り扱いも検討している。ご当地商品を扱う「ふるさとコスメ」も合わせ、今後の個性的な店舗展開に注目したい。
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