【キシャメシ】新潟名物「イタリアン」は2つある。長岡で長年愛されるココは日本ドライブスルー発祥!?

新潟名物「イタリアン」。県外の人に伝えるときは、「いや、イタリア料理ではなくて・・・」と必ず説明が必要だ。

焼きそばではなく、ミートスパゲティでもない。独特の食べ物「イタリアン」は、「とりあえず一度食べてみて」と説明をあきらめつつも、新潟県民は自信をもって勧めたい新潟最強のB級グルメの一つと言える。

そんな「イタリアン」だが、2つの会社が提供していることを知らない人も多いのではないだろうか。1つは、「みかづき」で、新潟市など主に下越地方を中心に複数店舗を出店している。そしてもう1つは、長岡市を中心に店舗展開している「フレンド」だ。

前置きが長くなったが長岡市で仕事だったこの日は、長岡市民に愛されるイタリアン「フレンド喜多町店」に伺った。

フレンド喜多町店(新潟県長岡市)

フレンド喜多町店(新潟県長岡市)店内入り口

実はここ「フレンド喜多町店」は、日本のドライブスルー発祥の地と言われているそう。ネットで調べると「所説あり」とされていながらも、かなり有力らしい。

それを裏付けるかのように、店舗の外観はレトロ感が溢れている。雪が舞う正午前、数台の車が列をつくっていた。

フレンド店内のメニュー案内板

フレンド喜多町店の店内、注文カウンター

レトロ感あふれるメニューのサンプル棚

フレンド喜多町店は客席が広い

店内に入ると、とても広いことに驚く。歴史を感じる店内のカウンターやシートなど昭和の空気をぷんぷん感じる。この雰囲気はたまらない。

注文したのは、イタリアンとぎょうざのセット「ペア」500円(税込)。「ペア」というシンプルなネーミングが良い。「ペアお願いします」と言いたくてこれを選択した。

フレンドのイタリアン、ペア(税込)500円

フレンドのイタリアンの麺は細くて丸い

これがフレンドのイタリアンだ。

みかづきのイタリアンとの大きな違いは麺の形である。みかづきのイタリアンはふと目で四角い麺なのに対して、フレンドは細くて丸い麺だ。

もちろんソースの内容や味も違うし、トッピングされているショウガも違う。ただし、「新潟のイタリアン」という独特の食べ物としての味は似ている。

新潟が誇る無二の食べ物「イタリアン」である。

フレンドのぎょうざ

揚げたてのぎょうざもアツアツ&ジューシーでうまい。イタリアン単品だけだとちょっと寂しいところ。だがぎょうざがあることによって満たされる。「ペア」で良かった。

ごちそうさまでした!

次はデザートも食べたい。なんとラーメンも提供しているようだ。ドライブスルーも体験しておきたい。この店への興味が尽きない。

次に長岡に来たらまた立ち寄りたい。

(記者N)

 

【フレンド 喜多町店】

新潟県長岡市喜多町字鐙潟572

営業時間 10時~19時

 

【グーグルマップ フレンド 喜多町店】

【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。

 

【前回のキシャメシ】
【キシャメシ】「新潟市の老舗洋食屋といえば」で必ず出てくるあの店、技巧が光るオムライスをいただく(2024年1月22日)

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