【負債総額は約7,600万円】「はじめずし」などの有限会社はじめ(新潟市西区)が破産開始決定
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、「はじめずし」など経営の有限会社はじめ(新潟市西区、登記上 新潟市東区、設立1997年7月16日、資本金300万円、田畑富儀社長)は1月17日、新潟地裁より破産開始決定を受けた。
破産管財人には江花史郎弁護士(にいがた駅前法律事務所、新潟市中央区)が選任された。負債総額は約7,600万円が見込まれる。
有限会社はじめは、1997年7月に設立された事業体で、新潟市西区山田で「はじめずし黒埼店」を経営し、新鮮なネタやこだわりの食材で本格的な寿司を提供し、固定客も相応に抱えていた。また、新潟市中央区米山では宅配・テイクアウトをメインとした「はじめずし米山店」も経営していた。
しかし、大手資本チェーン店の出店攻勢や新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛などの影響で店舗集客は低迷し、採算面も苦戦を強いられ、2022年9月に店舗を閉鎖していた。
その結果、2023年6月期の売上高は約1,600万円を計上するにとどまり、債務返済の目途も立たたず、今般の法的措置に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは127件目となる。