新潟警察署が架空料金請求の被害届出を受理
新潟警察署は24日、新潟市中央区の70歳代男性から特殊詐欺(架空料金請求)の被害届出があり受理し、捜査を開始した。男性は今年2月18日から4月3日頃までの間に、現金や仮想通貨など合計約2,300万円を騙し取られる被害にあったという。
今年2月18日、男性の携帯電話に、「利用料金の支払い確認が取れない」旨のメッセージが送られてきたことから、メッセージに記載されていた電話番号に電話したところ、この日から4月3日までの間、日本個人データ保護協会やセキュリティ、神奈川県警などを名乗る者から、「料金が支払われていない」「あなたの個人情報が漏れて、旅行代理店の業務が妨害され被害が出ている。保険料を払えば保険が出る。保険料は全額返還する」「旅行代理店と示談を進めているが、示談に応じない。見せ金が必要だ」などと言われ、8回にわたり、コンビニエンスストアの収納代行サービスや宅配便で東京都内に送付するなどの方法により、現金および仮想通貨などを騙し取られた。
同署では「身に覚えのない未納料金の支払いを求めるメールや電話は詐欺であると思ってほしい」と話していた。