【新潟観光を「飛躍の年」に】新潟県観光協会らが「令和6年新春新潟県観光の集い」を開催(新潟市中央区)
新潟グランドホテル(新潟市中央区)で1月31日、公益社団法人新潟県観光協会および新潟県旅館ホテル生活衛生同業組合が主催する「令和6年新春新潟県観光の集い」が開催された。
新潟県内の観光振興とインバウンド観光の促進などを目的として開催したもので、県内観光関係者ら約180名が参加。第一部の講演では、北陸信越運輸局観光部長の蝶名林幸雄氏と佐渡市観光振興部観光政策監の小林大吾氏が登壇した。
蝶名林氏は、国内の観光においてインバウンドがコロナ前の状況に回復してきていることや、観光のトレンドについて見解を述べた。「持続可能な観光、いわゆるサステナブルツーリズムが世界で使われるようになった。世界の旅行者が旅行先を選ぶ際にはポイントとなってくる。日本としても持続可能な観光への意識を高めていくことが重要」(蝶名林氏)と話した。
今年、「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録が期待され注目を集めている佐渡市では、好機を活かした観光客誘致の活動を進めている。佐渡島内の主な観光客誘致策としては、佐渡の雄大な自然のなかでのトレッキング、現像的なナイトシーカヤック、朝方にガイドが案内する野生のトキ観察など、アクティビティコンテンツに力を入れていくという。
小林氏は、佐渡島単独だけではなく市町村を越えた連携の重要性を強調した。「佐渡は夏に強い地域だが、湯沢町や妙高市などは冬のコンテンツが強い。夏のコンテンツも楽しめて、冬のコンテンツも楽しめるのが新潟。市町村の枠を超えた連携、年間を通した滞在型観光を目指したい」(小林氏)と語った。
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同日は、新潟空港を本拠地とする地域航空会社「トキエア」が就航を果たし、新潟・札幌間に新しい足が加わった。そして、世界文化遺産登録への期待が高まる「佐渡島の金山」は、7月21日から31日にインド・ニューデリーで行われる世界遺産委員会で発表があると見込まれている。
新潟県の自然の豊かさ、文化的なイベント、そして美食に恵まれた強みや魅力を活かし、新潟の観光が飛躍する年となることが期待される。
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