【2022年に従業員6人が焼死】新潟労働局が三幸製菓と佐藤CEOを書類送検

三幸製菓荒川工場での火災事故後に行われた佐藤CEOによる謝罪会見の様子 2022年5月撮影

新潟労働局は2月2日、三幸製菓株式会社(新潟市北区)および佐藤元保代表取締役CEOを労働安全衛生法違反の疑いで新潟地方検察庁に書類送検した。

書類送検された三幸製菓および同社の佐藤CEOは、2022年2月11日、新潟県村上市長政に所在する三幸製菓荒川工場Fスタジオ棟において、焼き釜と焼き釜上部に設けた乾燥機内受け皿に溜まった煎餅のかけらとの間に、防火のために必要な間隔を設けず、また、煎餅のかけらをしゃ熱材料で防護する措置を講じなかった疑い。

三幸製菓荒川工場では、2022年2月11日、上記の措置を講じないまま、焼き釜などの設備を労働者らに使用させていたところ、煎餅のかけらから発火し、三幸製菓荒川工場Fスタジオ棟が全焼する火災が発生。従業員計6人が焼死するという労働災害が発生した。

 

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