【長岡新聞】JAえちご中越の元職員、1,310万円横領
えちご中越農業協同組合(JAえちご中越)で職員の横領が発覚した。
同JAによれば、生産組織の費用支払いに当たって、50代男性(なんかん南営農センター元職員)が会計担当から現金を受領したものの、現金の一部を支払いに充てず、自らの生活費や借金返済に充てるため着服したもの。その他イベントの売り上げなどで発生した現金についても清算せず、同様に着服した。着服は2017年8月~23年10月にかけて複数回にわたっている。
今年1月5日、生産組織から取引先への支払いが滞っている旨の問い合わせがあり、内部調査を行った結果1月7日に発覚(当事者に確認した中で発覚)。その後も内部調査を継続し、2017年8月~23年10月の6年2カ月で総額1,310万円(実被害額756万円)の被害が判明。
同JAでは被害金額を補填するとともに、関係した生産組織にお詫びした。当事者は今年1月23日に懲戒解雇。同JAでは弁済を求めるとともに、関係する役職員の処分も行った。今後は不祥事件が発生することないよう、再発防止に努めていくとしている。
(長岡新聞 2024年2月1日付)