【Q3決算】田辺工業(新潟県上越市)、受注は好調も資材費・労務費の上昇などで減益に 業績予想も修正
田辺工業株式会社(新潟県上越市)は2月7日、2024年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。
売上高は375億7,900万円(前年同期比18.4%増)、営業利益は16億9,300万円(同22.2%減)、経常利益は17億3,300万円(同22.1%減)、親会社株主に帰属する四半期利益は11億3,900万円(同23.5%減)と増収減益となった。
主要顧客である化学業界において、半導体関連の大型プラント建設工事、EV材関連設備工事、設備改修工事、定期修繕工事などを中心とした受注があり、443億4,200万円(前年同期比15.1%増)と前年同四半期を上回る受注高となった。
売上高は、前期繰越工事をはじめとした工事の進捗は概ね順調に推移し、前年同期を上回った。一方で利益面は、設備工事事業における複数件の工事において、市場環境の変化による資材費、労務費などの上昇を吸収できず低収益化したことや、大型工事案件の一部に工事損失と工事損失引当金を計上したことなどからそれぞれ前年同期を下回った。
また、2024年3月期通期の業績予想も修正。売上高は据え置いたが、営業利益を20億5,000万円(前回発表予想比30.5%減)、経常利益を21億円(同30.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益を13億円(同31.6%減)に下方修正した。
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