【Q3決算・業績予想修正】北陸ガス(新潟市中央区)、通期業績予想を下方修正 地震によるガス管の修繕費など影響
北陸瓦斯株式会社(北陸ガス、新潟市中央区)は2月8日、2024年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。
売上高は411億6,700万円(前年同期比6.5%減)、営業損失は13億7,200万円(前年同期は15億7,600万円の損失)、経常損失は11億1,300万円(同12億9,800万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は8億2,300万円(同9億2,500万円の損失)で赤字幅は縮小した。
売上高については、春先をはじめとして気温が高く推移し給湯・暖房用需要が減少したほか、業務用設備の稼働減少によりガス販売量も減少したことが影響した。営業費用については、LNG価格が前年を下回って推移したことに加え、ガス販売量が減少したことから原料費が減少した。
同日、2024年3月期通期(連結)の業績予想も修正した。売上高は628億円(前回発表予想比0.9%減)、営業損失は1億9,000万円(前回発表予想は1億2,000万円の利益)、経常利益は9,000万円(前回発表予想比78.0%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は1億8,000万円(前回発表予想は2億円の利益)とした。
ガスの販売量が計画を下回っていることのほか、「令和6年能登半島地震」により供給区域である新潟市を中心にガス管などの供給設備に被害を受け、その修繕費用など約2億円を地震による災害損失として特別損失に計上する見込みであることを修正の理由としている。
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