【Q3決算】有沢製作所(新潟県上越市)、電子材料の中国市場での需要減少が響き減収減益に
株式会社有沢製作所(新潟県上越市)は2月8日、2024年3月第3四半期決算(連結)を発表した。
売上高は308億5,900万円(前年同期比8.0%減)、営業利益は6億4,800万円(同69.7%減)、経常利益は7億1,800万円(同73.5%減)、四半期純利益は9億8,100万円(同63.1%減)となった。
産業用構造材料の売上高が増加したものの、主力事業分野である電子材料において、中国市場での需要減少が影響したことから売上高が減少した。
セグメントごとには、「電子材料」ではフレキシブルプリント配線板用材料やプリント配線板用ガラスクロスの販売が減少したことなどにより、売上高は184億200万円(前年同期比14.6%減)、セグメント利益は売上高の減少に加え、需要減少に伴い生産高が減少したことが影響し700万円(同99.4%減)となった。
「産業用構造材料」では、水処理用FRP製圧力容器や航空機用ハニカムパネルの販売が増加したことなどにより、売上高は76億7,200万円(同16.1%増)、セグメント利益は品種構成の変化により8億8,900万円(同13.7%減)。
「電気絶縁材料」では、インフラ関連向けの販売が減少したことなどにより、売上高は18億9,400万円(同2.1%減)、セグメント利益は2億1,100万円(同70.6%増)。
「ディスプレイ材料」では3D関連材料や偏光利用部材の販売が減少したことなどにより、売上高は26億2,500万円(同18.3%減)、セグメント利益は6億5,200万円(同14.9%減)となった。
なお、「その他」セグメントでは売上高は2億6,400万円(同12.5%増)となった。
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