新潟市秋葉区で電子マネー10万円分を騙し取る特殊詐欺事件が発生
秋葉警察署は25日、新潟市秋葉区の70歳代男性から特殊詐欺(架空料金請求)の被害届出を受理し、捜査を開始した。男性は12日、電子マネーデータ10万円分を騙し取られる被害にあったという。
12日21時頃、男性の自宅パソコン画面が「緊急ハッキングされました」などと表示したまま動かなくなった。男性は画面に表示されていた電話番号へ問い合わせたところ、片言の日本語を話す女が応対し、「処理をするには時間がかかるが、ウイルス感染を防ぐことができる。その処置をするには費用がかかる」などと言われたという。男性は女に指示されるままコンビニエンスストアで3万5,000円分の電子マネーカードを購入し、裏面に記載された番号を画面に入力したが、パソコンは復旧できなかった。
再度電話をかけると、今度は片言の日本語を話す男が応対し、「記号が間違って入力された」と言って再度3万5,000円分、その後さらに「記号が不鮮明だった」と言われて3万円分を要求され、その都度電子マネーを購入して裏面の番号を電話で伝え、合計3回、10万円分の電子マネー利用権を騙し取られた。
男性の元にはその後犯人から4回目となる電話があり、「処置が完遂できなかったことから返金したいが、そのためには1万円の手数料がかかる」などと言われたが不信に思い警察へ相談したところ、詐欺被害であることが判明した。
秋葉警察署によると、県内ではこれまでにも、今回のようなGoogle playカードやAmazonギフトカードといった電子マネーカードで金を騙し取る手口の詐欺が発生しており、注意を呼びかけている。