【Q3決算・業績予想修正】日本精機(新潟県長岡市)、主力事業が好調で増収増益、業績予想も上方修正

日本精機株式会社(新潟県長岡市)は2月9日、2024年3月期第3四半期期連結決算を発表した。

売上高は2,296億4,600万円(前年同期比15.1%増)、営業利益66億3,900万円(同350%増)、経常利益116億5,700万円(同337.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益43億2,100万円(前年同期は10億8,900万円の損失)となった。

日本精機の主力となる車載部品事業においては、半導体ひっ迫がおおむね解消し、前年同四半期と比較し四輪車用計器・二輪車用計器ともに増収増益となった。民生部品事業では、半導体ひっ迫により生じたバックオーダー解消のための増産があった前年同四半期と比較し、減収減益となった。

 

業績予想を上方修正

日本精機は同日、2023年11月10日に公表した、2024年3月期の連結業績予想数値を上方修正した。(2023年4月1日~2024年3月31日)

売上高は3,000億円から3,080億円(2.7%増)に、営業利益は前回64億円から75億円(17.2%増)に、親会社株主に帰属する四半期純利益は前回26億円から47億円(80.8%増)にそれぞれ前回発表した業績予想を修正した。

修正の理由は、売上収益は第3四半期会計期間において想定よりも円安傾向で推移したことや、中国において第3四半期会計期間では受注が増加(第4四半期会計期間においては想定よりも減少見込み)などにより前回発表予想を上回る見通しとなった。

また、営業利益については売上収益の増加、親会社の所有者に帰属する当期利益については、営業利益の増加に加え、第3四半期において繰延税金資産が想定よりも増加したことなどにより、前回発表予想を上回る見通しとなったため、業績予想を修正した。

 

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