【ウェルシュ菌】新潟市江南区のラーメン店で食中毒が発生、提供されたチャーシューが原因か
新潟市保健所食の安全推進課によると、ラーメン店「麺屋 一本気」(新潟市江南区)でウェルシュ菌による食中毒が発生した。同店で喫食した7人に下痢や腹痛などの症状が確認されている。
2月5日、麺屋 一本気の営業者から新潟市保健所食の安全推進課に「2月3日に当店を利用した客が数時間後に下痢をしたという申し出が2月4日にあった。検証のため、従業員2名でラーメンを喫食したところ、2名ともに数時間後に下痢をした」という連絡があった。
新潟市保健所が調査した結果、1月25日以降に同施設を利用し、調査協力を得られた3グループ7人が同施設を利用後に下痢や腹痛などの症状を出ていることが判明。
新潟市保健所は、患者に共通する食事が同施設により提供された食事に限られることや、当該施設で提供されたチャーシューからウェルシュ菌(血清型別不明、エンテロトキシン産生遺伝子(+))および毒素が検出されていること、患者3人と従事者4人の便からが検出されたことなどから、麺屋 一本気が提供した食事を原因とする食中毒と断定した。
麺屋 一本気では2月5日か9日までの5日間営業を自粛しており、施設の清掃・消毒を行うとともに、問題となったチャーシューの製造方法の見直しを行っているという。
なお、発症した患者たちは快方に向かっているという。