各地の博物館で昭和にまつわる企画展が開催中
昭和の入れ物、衣類、道具など展示
平成が終わろうとしているなか、「昭和は遠くになりにけり」という印象だが、ある年代以上の日本人にとっては、実際に記憶のある時代で懐かしさを感じることだろう。そんななか、各地の博物館や図書館では、昭和の暮らしに関する展示会が開催されている。小学校3年生の社会科で「ちょっとむかしのくらし」などの学習が行われており、それにあわせて「見学する場」の提供のために、昭和にまつわる展示会を開催しているのだという。
新潟市北区郷土博物館では1月4日から5月6日まで、「昭和のくらし展-『着る』にまつわる道具たち-」が開催中。同博物館で、むかしのくらしにまつわる企画展が行われるのは今回で3回目。前回は「食」に関する企画展を開催したという。
また新潟市歴史博物館みなとぴあでは、昨年11月10日から1月27日まで「第15回むかしのくらし展 いれもの展」を開催しているほか、柏崎市立博物館では、昨年12月8日から3月10日まで「むかしのくらしと道具―衣食住を支えたモノたち―」を開催している。
上越市立歴史博物館でも1月4日から3月24日まで企画展「たんけん むかしのくらし」を開催中。祖父母などが使っていた昔の道具(電化製品など)から知恵や工夫を学び、今の暮らしとの違いに目を向けてもらおうというものだ。このほか、新潟市文化財センターでは、博物館などに足を運べない学校のために、昔の道具を持参して学校まで出向き、出前授業を行っているという。