【Q3決算】新潟交通が増収増益で通期予想も上方修正、運賃改定や県外高速路線バスの利用者増などが影響
新潟交通株式会社(新潟市中央区)は2月13日、2024年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。
売上高は147億600万円(前年同期比11.5%増)、営業利益は13億8,200万円(同10.8%増)、経常利益は10億8,600万円(同6.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億9,500万円(同10.8%増)となった。
運輸事業のうち、一般乗合バス部門では、定時性向上を図るために11月18日にダイヤ改正を実施した。また、9月に実施した運賃改定の効果や、「こどもデザインラッピングバスコンテスト」への注目度の高さなどもあり、同部門全体では前年同期比増収となった。
高速バス部門では、県外高速路線バスにおいて、東京線、仙台線を中心として利用者が増加したことなどにより前年同期比増収。貸切バス部門では、各種大会、修学旅行を主とした学校関連の貸切バス受注に加え、バスツアーの受注が増加したことなどにより前年同期比増収となった。
この結果、運輸事業の売上高は59億5,700万円(前年同期比4.9%増)となった。
このほか、不動産事業、商品販売事業、旅行事業、旅館事業についても前年同期比で増収となった。
また、2024年3月期通期連結業績予想については、売上高を191億円(前回発表予想比6.1%増)、営業利益を14億円(同55.6%増)、経常利益を10億円(同100.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益を7億円(同100.0%増)にそれぞれ上方修正した。
行動制限緩和による人流回復に伴い、運輸事業の収支改善が進んだことや、旅行、商品販売事業などの需要回復による業績が前回発表予想を上回って推移することを見込んだ。
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