【Q3決算】スノーピーク(新潟県三条市)が減収減益、キャンプブーム一服 一方で来期は増益見込む
株式会社スノーピーク(新潟県三条市)は2月13日、2023年12月期決算(連結)を発表した。
売上高は257億2,800万円(前年同期比16.4%減)、営業利益は9億4,300万円(同74.3%減)、経常利益は11億9,200万円(同66.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は100万円(同99.9%減)となった。
また同日、特別損失の計上についても公表。「国内既存店舗と米国現地法人の固定資産について、『固定資産の減損に係る会計基準』に基づき将来の回収可能性を慎重に検討した結果、減損損失4億2,800万円計上した」。 内訳は、国内既存店舗に関する減損損失が1億9,300万円、米国現地法人に関する減損損失が2億3,500万円。
業績については、記録的な猛暑や、アウトドア以外の多様なレジャー・旅行に人々の関心が移ったことなどが影響した。また販売費と一般管理費は、国内全社員のベースアップを2月から実施したことや、新規出店による地代家賃の増加などもあり前年比で増加。加えて、前述の特別損失が影響した。
一方で、1月に製品の値上げを実施。前年高騰した原材料価格が落ち着き、為替についても年間を通じて1ドル130円~140円台半ばのレンジで動いていたことから、原価については安定的に推移し、売上総利益率は前年比で上昇した。
次期については、既存卸先の在庫過多状況の改善や、海外における出店の強化などによる成長で、売上高306億円(当連結会計年度比18.9%増)、営業利益21億7,000万円(同130.0%増)、経常利益21億7,000万円(同82.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益11億3,000万円(同11億2,800万円増)を見込む。
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