【本決算】遠藤製作所(新潟県燕市)が原材料の高騰など受け増収減益、一方ゴルフ事業堅調で医療・航空機分野も体制整う
株式会社遠藤製作所(新潟県燕市)は2月14日、2023年12月期決算を発表した。
売上高は157億900万円(前年同期比7.7%増)、営業利益は11億7,600万円(同36.4%減)、経常利益は11億4,900万円(同37.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は7億6,200万円(同4.3%減)となった。
売上高については堅調に推移したものの、急激な円安や原油価格、原材料の高騰などの影響で減益となった。
ゴルフ事業については、市場の過熱感は一服したものの、ゴルフへの関心は高いまま継続。また、2014年に立ち上げた医療・航空機分野の生産体制が整い、市場の回復もあり本格的な受注と生産を開始した。その結果、同事業の売上高は76億8,700万円(前期比8.0%増)となった。一方で利益面では、急激な円安や原油価格、原材料の高騰などが響き、営業利益13億4,600万円 (同22.9%減)と増収減益になった。
そのほか、メタルスリーブ事業は売上高7億3,100万円(同30.0%減)、営業損失1,000万円(前期は7,400万円の営業利益)、鍛造事業は売上高72億8,900万円 (同13.6%増)、営業利益4億4,100万円(同31.3%減)となった。
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