【販売不振が原因】青木建塗工業(新潟市東区)が破産開始決定、負債総額は約9,300万円 1919年創業の左官工事業者
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、青木建塗工業有限会社(新潟市東区、設立1968年4月15日、資本金1,700万円、青木伸寿社長、従業員12人)が2月7日、新潟地裁より破産開始決定を受けた。申請代理人は野口祐郁弁護士(野口法律事務所、新潟市中央区)、破産管財人には遠藤達雄弁護士(遠藤法律事務所、新潟市中央区)が選任された。負債総額は約9,300万円。
青木建塗工業は1919年創業で、1968年4月に法人化された左官工事業者。主に新潟市・新発田市のゼネコンから受注を得て営業基盤を固めていた。判明するピーク時の完工高は、1996年4月期に5億6,778万円を計上したが、その後は工事物件減少や受注単価下落などによって減収基調となり、近年は売上低迷により赤字が散発。
直近の2023年4月期の完工高は9,539万円にとどまり、3期連続の赤字で債務超過も拡大していた。その後は従業員の退職が相次ぎ、施工体制が維持できなくなる中、事業継続が困難となったことから、今回の措置に至った。
【直近の新潟県内の倒産など】
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【負債総額は約6,000万円】有限会社イズミフーズ(新潟市江南区)が破産開始決定 (2024年2月5日)
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