東横インがウラジオにホテル開設の方向
国内外のホテルを展開する東横インが、ロシアのウラジオストク(=写真)にホテルを開設する方向であることが分かった。
新潟とウラジオストク間は、 日本海横断航路が進んでいたが、昨年、船舶の調達を巡ってトラブルが発生し、事実上頓挫した。
ただ、毎年夏期にチャーター便が運行されており、昨年も7月23日から8月30日まで毎週土曜日に運行された。
ウラジオストクは人口約60万人のロシア極東沿岸地域の中心都市。新潟空港からわずか1時半のフライトで行ける。
ソ連が崩壊する1991年まで軍港として閉ざされていたが、その後、閉鎖都市指定が解除された。そして、2012年にはAPEC(アジア太平洋経済協力)が開催された。
この開催を機に、ロシア政府は、ウラジオストクに莫大な予算を投入。ルースキー島のリゾート化、ウラジオストク空港の改修、世界有数規模の射張橋である金角湾横断橋や街並みの整備などを行ない、「日本から最も近いヨーロッパ」といわれるほどに、綺麗に生まれ変わっている。
一方、日本でも昨年9月に、ウラジオストクなどでの日露の経済協力を推進することを念頭に、ロシア経済分野協力担当大臣のポストを新設している。