【9人に下痢や発熱症状】新潟県上越市内の飲食店でノロウイルスによる食中毒が発生
新潟県福祉保健部によると、新潟県上越市内の飲食店「松」でノロウイルスによる食中毒が発生した。調査の結果、2月10日と11日に同店で食事をした9人に下痢や発熱などの症状が出ている。
2月13日11時頃、上越保健所管内の医療機関から上越保健所へ「2月10日に飲食店を利用し、胃腸炎症状を呈した患者1人を診察した。患者の申し出によると、同じグループの複数人も同様の症状を呈している」という旨の連絡があった。
上越保健所が調査した結果、10日と11日に同店が提供した食事を食べた人のうち、調査できた12グループ37人中4グループ9人が、2月11日17時頃から下痢、発熱、嘔吐などの症状を呈していたことが判明し、検査の結果、4グループ8人の患者便からノロウイルスが検出された。
この結果を受け、上越保健所は飲食店「松」へ対して、1日間の営業停止処分を実施。加えて、同店は4日間の営業自粛を行った。また、調理施設の清掃、設備や機器の洗浄消毒、従事者の健康管理の徹底を指示し、調理従事者へ対して衛生教育を実施する予定である。