【お客様の予想を裏切りたい】ラーメン店「にぼしまじん」(新潟県村上市)が限定新メニュー「鮭ボナーラ」の提供開始【村上新聞】
村上市仲間町の村上プラザ1階フードコートに店舗を構えるラーメン店、にぼしまじん(岩沢和剛店長)は25日(日)から約1カ月の予定で、新メニュー「鮭ボナーラ」(900円)の提供をスタートする。
同店では昨年、ローカルタウン誌が開催した、県内で活躍する若手ラーメン職人を食べて応援しようという企画に参加。柔軟な発想とセンスの光った「カレーとチーズの黒いみそラーメン」が見事3位を獲得した。
今回、岩沢店長が贈るのはラーメン店としては異端とも言える「鮭ボナーラ」。かねてより「カルボナーラとまぜそばをあわせて、何かできないか」と考えていたところ、村上を象徴する“鮭”を使うことをひらめき、一気にメニューが完成に向かったという。
普段使用している太麺とスープを土台に、生クリーム、牛乳、チーズを加熱・調合したタレを作成。トッピングは一見シンプルだが、又上=本店:岩船上町=の“鮭の生ハム”、4代目店主が復活させ歴史ある味を守る筋子屋の“村上産秋鮭”のほぐし身、しっかりと燻製したカットチャーシュー、自家製クルトン、割るタイミングで印象が変わる卵黄と、地元村上への思いとこだわりがぎっしり詰まったもの。「鮭の漁獲で大変な思いをした関係者のみなさんを応援したい」。そんな気持ちも忍ばせた“村上ラーメン”の名前通りの一杯だ。
ハムの熟成した風味、チャーシューからのぼる燻香、クリーミーな全体像はリッチなカルボナーラを思わせるが、歯ざわりと香りのよい麺やラーメンに欠かせないスープにより、その中にしっかりと“にぼしまじん”らしさがあり、食後感はまぜそばのもの。「いい意味でお客様の予想を裏切りたい」。そんな岩沢店長の遊び心もおいしさの隠し味だ。
タウン誌企画には今年も参加。#にぼしまじん、と付けて本メニューの写真をInstagramやX(Twitter)に投稿し投票するというシンプルな仕掛けだが、専用アプリからが簡単。数を競うだけに留まらず、投稿される数々の写真から盛り上がりを感じたり、若い職人を応援できるのも魅力の企画。村上が誇る“鮭文化”を新しい形で楽しむことができる、絶好のチャンスだ。
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