【行政DX】長岡市役所がイノベーション! DXを取り入れた「書かない窓口」導入へ

転入・転出時など、今まで市役所の窓口で、時間をかけて待ったり、多くの書類を書いたりと、煩わしさを感じていた人も多いのではないだろうか。

この度、新潟県長岡市が、窓口業務のサービス向上と効率化を目指し、DXを取り入れた新しい試みを始めた。これは、窓口ワンストップサービス※をデジタル化し、マイナンバーカードなどの読み取りや職員の聞き取りにより、申請書の作成を支援し、申請者は署名などの最小限の記入のみで手続きができる仕組みだ。QRコードで読み取らせる方法などを導入し、異なる手続きごとに氏名や住所などを繰り返し手書きする必要もなくなるので、申請者の負担を軽減する。

各窓口に設置された端末。利用時に、職員と画面を共有できるようになっている

 

データの入力を職員が市民から一つひとつ聞き取しながら行い、その様子を市民自身が別の端末で確認することができる。そのため、スマホやタブレットなどの端末の操作が苦手な人でも平等にデジタルサービスの恩恵を受けることができるという。2月15日から導入されているが、今のところトラブルもなく、スムーズに業務が行えている様子である。

まずは本人確認証の情報を読み取り、入力作業が始まる

デジタルサービス導入にあたっては、長岡市DX推進部行政DX推進課の武田竜大(りゅうた)主任(35歳)の尽力も大きい。それぞれ部署の窓口が利用しやすいように、SEとの間にたって、調整役にあたってきた。

今のところ、利用できるのは、アオーレ長岡の総合窓口及び、和島支所・寺泊支所・与板支所のみであるが、川上英樹行政DX推進課長(54歳)によれば、「今後は、利用状況を見ながら、サービス内容を拡大していく方向で進めく」という。

次々と最新の技術が導入されていく長岡市役所。市民にとっても、窓口サービスがますます使いやすくなることは、長岡市民にとっても、大歓迎だ。

市民目線からデジタル化を進めていくという川上英樹課長と武田竜大主任

(文・写真) 湯本泰隆

 

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