【お盆のキシャメシ傑作選】祝トキエア就航!本州初上陸した超絶美味の札幌スープカレー/タイガーカレー新潟店(新潟市中央区)
お盆期間は、編集部が選んだキシャメシ傑作選をお送りします
初回掲載:2024年2月26日
編集部コメント:本日は、過去のキシャメシの中から印象に残るカレーを集めました
今年は稀に見る暖冬だったこともあり、ここ数日の寒波は身体にこたえる。せめて今日のキシャメシは温まるものを、ということで今日はスープカレーに。1月31日に待望の新潟と札幌丘珠を結ぶ地域間LCCトキエアが就航したばかり。その流れで札幌グルメは悪くないだろう。
やってきたのは新潟駅南・けやき通りに2月3日にオープンしたばかり「札幌スープカレー&スパイスバル・タイガーカレー」。地元で複数店舗を展開するとびきりの人気店が本州初上陸地に選んだのは新潟市。そんなの捨て置けるものか。
メニューを見て目についたたのは「北海道ザンギカレー」(税込1,380円)。スープカレー+ザンギ(北海道名物の唐揚げ)という札幌要素が二翻ついているのはお得感あり。ここは辛さとスープのタイプ(オリジナル、スタミナ、エビ味の3種から)、ご飯量が選べる。記者は「3辛(旨辛)」「スタミナ」「普通盛り」でオーダー。
ややあって着鍋。そうこちらのスープカレーは土鍋で出される。最後まで熱々を食べてほしいという店の心遣いがうれしい。フタを取るとまだぐつぐつと沸いている。
札幌名物スープカレーは野菜を味わうカレーだと、記者は思っている。なす、トマト、かぼちゃ、ジャガイモ、人参、長いも、ブロッコリー、パプリカ、キャベツとデフォルトでこれだけ入っている。うずらの卵がちょっとうれしい。そして大ぶりなザンギが3個。もう土鍋の中はよさこいソーラン状態。ビジュアルの華やかさはスープカレーの大きな魅力。
まずはスープを楽しむ。野菜の旨味がしっかり出て、まろやかな甘みと深みがあるがすぐに刺激的な辛みが追いかけてくる。瞼の奥に北海道の広大な大地が浮かぶ。これこれ、これですよ。新潟に居ながらこれを味わえるのは嬉しい。
次に、ご飯をスプーンにすくってスープに浸す。スープカレーの食べ方の流儀はいくつかあるそうで、「ご飯を最初に全てカレーの器にダイブさせる派」もいるらしいが、記者は「一匙ずつ浸す派」。鍋の中の小宇宙たるビジュアルを、しばらく味わっていたいというのが理由だ。ご飯とスープが混然一体となり、また違う旨味に。野菜を順々にやっつける。意外だが、長いもが実に良い。シャクシャクとした食感、少し野趣ある旨味がカレーにあう。
あっという間に完食。外は寒かったが、食べ終わるころには少し汗ばんでいた。やっぱ正解だった、寒い国の食べ物で。
(編集部I)
【タイガーカレー新潟店・札幌スープカレー&スパイスバル】
新潟市中央区米山2丁目1-5ケヤキドリーム2F
営業時間 11時半~14時半、17時半~21時半(月~金)
11時半~21時(土・日)
定休日 水曜
<グーグルマップより>
【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。