テーブルマーク、パックごはん「銘柄米シリーズ」で「宮城県産ひとめぼれ」を新たに発売
佐藤食品も新工場を建設中
マーク株式会社(東京都)は3月1日、2019年春夏の家庭用常温食品として、新商品2品、リニューアル品6品の全国販売を始める。このうち同社のパックごはん「銘柄米シリーズ」では、5銘柄を使用して幅広いラインナップを取り揃えているが、さらに異なる食味・食感の違いを楽しめるよう、「宮城県産ひとめぼれ」を新たに発売する。1食分150g(茶碗約1膳分)の適量サイズで買い置きに便利な4食入り。また米の旨みを引き出す二段階加熱製法を採用している。
パックごはん市場を巡っては、高齢者世帯、単身世帯、共働き世帯の増加など社会構造、ライフスタイルの変化などから伸長している。これに伴い、同社のパックごはんの販売食数は2018年度も好調に推移し、年間3億食以上を販売しているという。
なお、銘柄米シリーズは新潟県の魚沼地区で製造しており、洗米から炊飯まですべての工程で米どころ魚沼の水を使用している。
一方、1988年に世界ではじめて無菌化包装米飯「サトウのごはん」を世に送り出した佐藤食品工業株式会社(新潟市)は聖籠町にある東港工場のほど近くに、新しい米飯工場「東港 5丁目工場(仮称)」を建設中で、2019年春に稼働予定。新工場が稼働すれば、東港における同社生産拠点の包装米飯の生産量は、既存設備とあわせて国内最大規模(日産最大20万食)になるという。また同社全体の包装米飯の生産能力も、現在の日産83万食から103万食へと大幅に伸長する。